バブルアート(海)

 絵画技法の1つであるバブルアートを楽しみ、海の中を表現しました。バブルアートは、色をつけたシャボン玉を使って描く技法です。まず、クレヨンで海の生き物や海藻などを描きました。「何にしようかな」と考えながら、タコや熱帯魚、クラゲなどを描きました。大きく大胆に描く子、細かく様々な種類の生き物を描く子など、それぞれ楽しそうに描いていました。クレヨンは色が混ざりやすく仕上がりに影響してしまうため、薄い色から順に使うこと、特に黒色は最後に使うことに気を付け、色が混ざらないように意識することができました。次に、シャボン玉液に絵の具を混ぜて色付けし、ストローでしっかりと混ぜました。そして、シャボン玉液に息を吹き込んでブクブクと泡立て、カップケーキのように泡がカップからはみ出るくらいにしてから、その泡を割り箸でそっとつかんで絵の上に運びました。注意事項として、シャボン玉液を絶対に吸ってはいけないことを伝え、全員がしっかりと守ることができました。実際にやってみる中で、ストローの先をカップの底につけると小さな泡ができ、液の表面にすると大きな泡ができることを発見した子や、泡を運ぶ時はストローと一緒に動かした方がたくさん運べることに気付いた子が、嬉しそうに皆に教えてあげていました。泡で絵を描くことは新鮮だったようで、どの子もニコニコしながら楽しそうに作業していました。泡の形や大きさ、色の濃淡など、同じものは二度とできない偶然の面白さがあり、素敵な作品に仕上がりました。子どもたちも、作業が楽しいだけでなく、出来上がりも涼しげで、味のある作品となり、満足そうでした。