応用行動分析による早期発達支援プログラムにご参加いただける方を募集します
- 募集年齢:満3歳~6歳までの未就学児
- 利用を希望する方の見学・体験等は、随時受け付けています。
- 早期発達支援とは、できるだけ早期に、指導訓練などの療育を行うことにより、障がいの軽減及び基本的な生活能力の向上を図り、自立と社会参加を促進することです (内閣府、2021)。
- 早期発達支援を実施することで、不適応行動の問題や自尊心の低下、不登校、心身症などの二次障がい、さらには、いじめなどを未然に防ぐことができます。
- 指導の開始年齢は、3歳頃に始めることが最適で、応用行動分析のスーパーヴァイズのもとで指導を受けることが重要です(Green、1996)。
- 早期発達支援の有効性、早期発達支援の変遷、日本の早期発達支援研究の現状と課題、応用行動分析における有効な手続き及び技法については、下記の論文、または論文の要約版をご確認ください。
1.一日の流れ
平日

土、祝、夏休み等

2.年間行事予定
月 | 子ども | 保護者 | ||
勉強会 | 座談会 | 個別支援会議 | ||
4月 | お花見 | 〇 | 〇 | 〇 |
5月 | 母の日、こどもの日 | 〇 | 〇 | 〇 |
6月 | 〇 | 〇 | 〇 | |
7月 | プール、七夕 | 〇 | 〇 | 〇 |
8月 | 夏祭り、プール | |||
9月 | 防災訓練 | 〇 | 〇 | 〇 |
10月 | ハロウィン | 〇 | 〇 | 〇 |
11月 | 黄葉まつり | 〇 | 〇 | 〇 |
12月 | クリスマス会 | 〇 | 〇 | 〇 |
1月 | 初詣 | 〇 | 〇 | 〇 |
2月 | 節分 | 〇 | 〇 | 〇 |
3月 | ひなまつり | 〇 | 〇 | 〇 |
※保護者の勉強会、座談会、個別支援会議の参加は希望者のみ

3.個別トレーニング
スポスタのスキルリスト に基づき、応用行動分析(ABA)による行動形成アプローチを実施します。
個別トレーニングの手順
- スポスタのスキルリスト を使って、できることとできないことを把握します。
- 一人ひとりに合わせた個別支援計画書を作成します。
- シェイピング、課題分析、行動連鎖化、プロンプト等、応用行動分析の手続きを用いてスキルを形成していきます。
※下記は、スキルリストの一部です。
ソーシャルスキル
関わり
スキルの内容 | Check |
笑う、喜ぶ | □ |
指さしができる | □ |
バイバイができる | □ |
二つのものから好きな方を一つ選択できる(指さす等) | □ |
嫌なことがあると泣く、怒る | □ |
相手が笑ったら笑い返す | □ |
親しい人の顔を見る(興味・関心がある) | □ |
人に興味を示す(見たり近づいたりする等) | □ |
人が見た物を自分も見る(共同注意) | □ |
親しい人が抱っこをしようとすると手を伸ばす | □ |
親しい人に好意を示す(身体を接触させる等) | □ |
兄弟以外の同年齢の子どもに興味を示す | □ |
お手伝いをしようとする(大人がしていることをしようとする) | □ |
自身の感情を言葉で表す(嬉しい、楽しい等) | □ |
好きな友達がいる | □ |
遊びを止める等、切り替えができる(保護者の指示等) | □ |
急な予定変更があっても、切り替えることができる | □ |
人に優しい行動をとる(おもちゃを友達に貸す等) | □ |
人との距離感が適切である(近すぎたり遠すぎたりしない) | □ |
自分の気持ちを言葉にできる | □ |
秘密を守ることができる | □ |
相手に合わせて会話ができる(相手の話に付き合う) | □ |
予定を守る意識がある(突然勝手なことを言わない等) | □ |
冗談を理解できる | □ |
嫌なことがあってもある程度は我慢することができる | □ |
周りに気を遣うことができる(学習の時間は静かにする等) | □ |
物事を予測することができる | □ |
ルールを守ることができる(順番を待つ等) | □ |
暗黙のルールを理解している(思ったことを全て口にして良い訳ではない等) | □ |
空気を読む(場に合わせる) | □ |
4.心理検査
支援の効果を確認するために、必要に応じて様々な心理検査を実施します。例えば、発達にリスクがあるか否かの確認、知能検査、自閉スペクトラム症の程度の測定、コミュニケ―ション・日常生活スキル・社会性・運動スキル等の適応行動の発達水準等を把握します。

5.子育て支援
(A)希望者を対象として毎月勉強会を開催しています。
勉強会の目的は、子育てに有効な知識や、日常生活において知っておくとよい心理学の知識を提供することにより、ご利用の保護者の方や子どもの生活の質の向上を図ることです。
具体的には、子どもの健康・医療・福祉・発達・感覚・記憶・勉強法、行動分析学、認知行動療法、障がい児心理学、脳科学、心理学概論、文章作成法等について学んでいきます。学びの内容は、子どもだけでなく大人にも応用できる知識を多数提供します。お気軽にご参加ください。
(B)無料カウンセリング
子どもと保護者の方のお悩みに、心理の専門家が寄り添います
様々なお悩みに対し、専門知識とスキルを備えた公認心理師が個別に時間を取り相談に応じます。
お気軽にご相談ください。
- 子どもの悩みに寄り添い解決を図ります
友達とうまくいっていない、いじめられている、学校に行きたくない、勉強の仕方が分からない、心配事や苦手なものがある等、様々な悩みに対し、専門的スキルを用いて心に安定をもたらします。 - 保護者の悩みに寄り添い解決を図ります
子育て、仕事、人間関係、心身の不調等、どのようなお悩みでも丁寧にお話を伺います。 心理の専門家に悩みを聞いてもらうだけで心が軽くなる場合もあります。お気軽にご相談ください。
- 相談内容は、担当の公認心理師が秘密を厳守します。
- 相談種別は、生活上のお悩みから心身の不調まで幅広く対応します。
- 心理療法は、認知行動療法(CBT)と応用行動分析(ABA)を主軸としています。何れもエビデンスレベルの高い科学的心理療法です。