クッキングは、作る時のワクワク感、出来上がった時の達成感、食べる時の満足感等を味わうことができ、子ども達にとって魅力がつまった活動です。
クッキングに取り組む際には、怪我や衛生面に気を付けることを徹底し、安全に活動できるようにしています。毎回活動前にクッキング中に予想される危険やその防止法、調理器具の安全な使い方について予め説明し、子ども達自身が気を付けられるようにしています。
また、一人ひとり指導員の見守りの上で活動し、安全管理を徹底しています。
クッキングの目的
クッキングは、食に対する関心を高めること、将来の自立に向けて楽しみながら技能を身に付けることを目的としています。食に対する関心を高められるよう、食材や調理過程に興味をもってもらい視野を広げていきます。
子ども達は普段、給食や家庭での食事、外食等、既に出来上がった料理を目にすることは多いと思いますが、どのような材料が使われ、どのように調理されているか、調理の現場を見ることは少ないと思います。そこで、クッキングの活動では、食材が変化していく様子を観察し、興味をもってもらうことを大切にしていきます。その際、様々な感覚を研ぎ澄ませて5 感をフル活用し、身体全体でクッキングを楽しんでもらえるようにします。
例えば、色が変わっていく様子、気泡が弾ける様子等の変化に目を輝かせたり、トントンと切る音、シャカシャカと混ぜる音、ジュージューと焼く音等、クッキング中に溢れている様々な音に耳を傾けたり、甘い香りや香ばしい香り、爽やかな香り等を嗅いで香りを楽しんだり、生地をこねる感触を肌で感じたり、できた料理を味わったりし、5 感をフル活用してクッキングを楽しんでもらいます。
そして、時間をかけて苦労して一つの料理を完成させる経験を通して、食事を作ることの大変さや喜びを味わい、作った人への感謝の気持ち、食に対する感謝の気持ちを育んでいきます。
また、将来の自立に向けて楽しみながら技能を身に付けられるようにします。クッキングには、子ども達にとって初めての体験が多く含まれています。調理過程においては、初めてのことにも失敗を恐れず積極的にチャレンジしてもらい、小さな成功体験を積み重ねてもらいます。そして、その経験から生じる「できた」という達成感、「一人でできた」という誇らしさ、「こんな風にしてみたよ」とアレンジする楽しさ、褒められる喜び等の様々な感情を味わってもらい、次への意欲や自己肯定感につなげていきます。
このページでは、子ども達が心を込めて作った力作を紹介していきます。