チョコバナナパフェ

 チョコバナナパフェを作りました。今回は材料の買い物も皆で行いました。買い物出発前に、注意事項を伝えました。具体的な内容は、グループごとにメモに書いてある品を探すこと、目安時間は5~10分、基本子ども達で探し、全く見つけられない場合は指導員がヒントを伝えること、材料は必要な分量で売っている訳ではないので足りるように考えて買うことです。また、分かりにくい品は、パッケージの写真をメモに貼り付けておきました。あまりスーパーに行ったことがない子も多く、「宝探しみたいだね」とワクワクしている子もいました。

 スーパーでは、知っている子が「こっちだよ」とグループの子を連れて行ってくれたり、売っていそうな場所を1列ずつ順番に探したり、その列にはどのような種類の商品が並んでいるか書いてある看板を見て探したりしていました。お目当ての物を見つけると「あったよ」「これで合ってる?」と嬉しそうに指導員に確認していました。皆で協力して10分程ですべての材料を見つけることができました。

 調理を始める前に、衛生面の管理として、全員マスクを着用し、指導員見守りのもとしっかりと手洗いを行いました。初めに、スポンジケーキ作りをしました。生地作りでは、ボウルに卵を割り入れる子、牛乳やサラダ油を量って入れる子、ホットケーキミックスを入れる子、泡だて器で混ぜる子というように、役割分担しながら協力して作ることができました。「やりたい」と積極的に手を挙げてくれ、あっという間に生地が完成しました。生地を耐熱容器に流し入れ、電子レンジで数分加熱しました。電子レンジの前で生地の様子を確認していた子は「わぁ、膨らんできた」「いいにおいがする」と嬉しそうに話していました。その後、電子レンジから取り出し、爪楊枝を中央に刺して生地がついてこないことを確認し、スポンジケーキが完成しました。

 次に、フルーツの準備をしました。今回は、白桃、みかん、パイナップル、バナナを使いました。フルーツ缶は一旦ザルに入れ、シロップを切りました。バナナは皮をむいて切りました。そして、フルーツを器に一つずつ割り箸を使って移しました。少しつかみにくそうにしていましたが、「箸得意だからやりたい」と言う子が多く、順番に根気よく取り組んでくれました。

 次に、生クリーム作りをしました。ボウルにグラニュー糖と生クリームを入れ、電動泡だて器で混ぜました。シャビシャビだった生クリームが、次第にトロリとなり、角が立つホイップクリームになるまで数分で、どの子もボウルをのぞき込み、変化を楽しんでいました。

 最後に、一人ずつ透明のカップを渡し、盛り付けをしました。一番底にはコーンフレークを入れました。量は自由で、少しだけ入れる子から半分くらいまで入れる子までいました。次に、生クリームとフルーツを入れました。こぼさないよう丁寧にフルーツを移すことができました。次に、スポンジを入れました。スポンジを耐熱容器から取り出すと、「わぁ、きれいにできてる」と嬉しそうな声が聞こえてきました。人数分に等分してから、一人ずつどの大きさに切り分けたいかを尋ねました。ほとんどの子は3つから4つに切り分け、食べやすい大きさを意識していました。中には、「切らずにそのままがいい」と大胆な子もいました。最後に、バナナを入れてチョコレートソースをかけ、ピコラを飾り付けました。完成するとお互いに見せ合い、嬉しそうにしていました。早速皆で「いただきます」をして食べました。「おいしい」「スポンジがやわらかい」「チョコバナナがおいしい」と出来上がりに満足し、全員が完食しました。子ども達からは「また今度作りたい」と好評でした。

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