サイエンスワールド

 サイエンスワールドに行きました。ここは、実験や工作等の多くのプログラムを通して科学の面白さや不思議さを学ぶことができる体験型の科学館です。今回は、わくわくワークショップで工作をしたり、サイエンスショーを見たりして楽しみました。

 わくわくワークショップでは、「すいすいポリ袋」と「紙飛行リング」を作りました。まず、「すいすいポリ袋」を作りました。これは、穴を開けたポリ袋の端をテープで止め、台紙と持ち手を貼るという簡単な作り方でした。分からない所は質問しながら、どの子もがんばって作っていました。作り終わった後は、皆で遊びました。「力を入れない方が上手く進むよ」「こうすると上手く膨らむよ」と友達にアドバイスしてあげる子もいて、仲良く遊んでいました。ちなみに、スイスイと進む理由は、空気が穴から出てくることで本体が少し浮き、摩擦が少なくなるからです。これはホバークラフトと同じ原理だそうです。

 次に、「紙飛行リング」を作りました。これは、大小2つの輪っかを作り、ストロー2本でそれぞれの輪っかを止め、小さい方の輪の方に重りとしてクリップをつけるという簡単な作り方でした。どの子も自分で作ることができ嬉しそうでした。作った後は、早速飛ばしてみました。どうしたら遠くまで飛ぶか色々と試し、楽しんでいました。その中で「大きい方の輪っかを前にしたら全然飛ばなかった」「力を入れ過ぎると上手く飛ばないよ」「まっすぐに飛ばした方がよく飛ぶよ」等、実際に飛ばして感じたことを盛んに友達と伝え合っていました。何度も飛ばす中で遠くまで飛ぶようになり、嬉しそうにしていました。ちなみに、この飛行機がよく飛ぶ理由は、ジャイロ効果がはたらいているからだそうです。ジャイロ効果とは、回転により動きが安定することで、コマや自転車にもはたらいています。回転することで空気抵抗が減り、より遠くまで飛ばすことができるそうです。子ども達は飛行機を飛ばすことに夢中で説明を読んでいませんでしたが、次回は少し関心をもってもらえるよう、はたらきかけていこうと思いました。

 最後に、サイエンスショー「科学のてんびん」を見ました。このショーでは、ものの重さや音について様々な実験を見ながら楽しく学ぶことができました。実験がたくさん組み入れられており、最後まで興味をもって観ることができました。ショーの途中で実験参加者に選ばれ、舞台上でクイズに参加した子もいました。同じ大きさの金属を10秒以内に重い順に並べ替えるクイズで、実際に持って重さを確かめながらがんばっていました。また、感想も堂々と答えることができ立派でした。今回の戸外活動では、工作やショーを通して科学に触れ、楽しく学びの多い活動になりました。