ダブルチーズバーガー

 ダブルチーズバーガーを作りました。「今日はチーズバーガーを作るよ」と伝えると、「ぼく、チーズバーガー大好き」「パンからはみ出るくらい大きいハンバーグにしようかな」とワクワクしていました。まず、衛生管理として、全員マスクを着用し、指導員の見守りの下しっかりと手洗いを行いました。

 次に、ハンバーグを作りました。今回は材料を混ぜるのが大変なので、2グループに分かれて取り組みました。初めに、ボウルに卵を割り入れました。殻を割ることに慣れていない子も挑戦してくれました。初めて卵を割る子は、最初は恐る恐る卵を机に当てていましたが「もっと強くやっていいよ」と友達からアドバイスをもらい、思い切ってコンコンと力を入れて割っていました。殻が入らず、上手に割ることができて嬉しそうでした。その後、卵の水分が丁度良くなるようにパン粉を少しずつ入れました。そして、ひき肉を入れて塩コショウで味付けしました。衛生面に配慮し、肉に直接触れないようにしゃもじを使って混ぜました。全体をまんべんなく混ぜた後は、しゃもじでボウルの内側に肉を押し付け、粘り気が出るまでしっかりと混ぜました。混ぜる工程は全員が交代で行い、協力してがんばっていました。粘り気が出てきたところで肉をひとまとめにし、人数分に分けました。そして、50センチほどに切ったラップの上に肉をのせてから、ラップを折り畳むようにして四角く包みました。火が通りやすいよう、手で5ミリほどの厚さに平たく押しつぶし、直径15センチほどの丸型に成形しました。目安はお皿の大きさとし、お皿にのせてみて大きさを確かめました。「これくらいでいいの?」と確認しながら少しずつ広げ、均等に伸ばすことができました。また、「僕はパンからはみ出るくらい大きくしたい」と、とても大きく伸ばしていた子もいました。2グループ目は、初めのグループの子の様子を見ていたので手際が良く、とてもスムーズに進めることができました。

 次に、ハンバーグを焼きました。ホットプレートを熱し、ラップごと裏返すようにしてホットプレートに肉を落としました。上手く落ちず折り重なってしまった時は、フライ返しで押さえて薄く伸ばしました。そして、フライ返しを肉の下にスッと入れてクルッと裏返しました。フライ返しを下に入れることが難しく、フライ返しをどの角度でどのくらい速く動かすかを、何度かお手本を見せて伝えました。少し難しそうでしたが、何度か挑戦して自分で裏返すことができ、とても喜んでいました。焦げ目がつくまで十分に加熱し、半分に切って中まで火が通っているかを指導員が確認しました。焼き上がったことを確認してから、フライ返しでお皿に移しました。慎重に行い、皆上手に移すことができました。尚、衛生面に配慮し、生肉を扱うフライ返しと焼き上がった肉を扱うフライ返しを分け、間違えてしまわないよう、指導員が見守りました。

 最後に、盛り付けをしました。アルミホイルを広げた上にバンズパンを置き、下側のパンにケチャップまたはタルタルソースを塗りました。そして、一つ目のハンバーグ、スライスチーズ、二つ目のハンバーグという順番で重ねました。それから、ケチャップをかけ、上側のパンをのせて完成しました。ボリュームのある見た目で、どの子も嬉しそうでした。

 全員で「いただきます」をし、食べました。ハンバーガーに直接触れないよう、アルミホイルでしっかりと包みました。「メチャクチャおいしい」「ハンバーグがジューシー」等と言いながら、とてもおいしそうに食べていました。自然に笑顔があふれ、あっという間に完食していました。ハンバーガーを手作りすることはあまりありませんが、今回のクッキングでは、お店で買うハンバーガーとは異なる、手作りならではのおいしさを感じられる良い経験になりました。