Q. 英語学習を始めたいのですが?

A. 英語学習プログラムは、希望するすべての方に提供しています。お気軽にお問合せください。


Q. 公文を始めたいのですが?

A. 弊所は、国語と算数について、公文式学習を導入しています。公文教育委員会は、週2回の学習を基本としています。週1日のご利用で、学習支援を希望される方は、他の教材を用いて指導をさせていただきます。


Q. 短い文を読む練習での留意点は?

A. 短い文は、「いちごを たくさん たべました」を「いちごを たべました」のように読み飛ばしてしまったり、「おべんとうを つくります」を「おべんとうを つくりました」のように文末を変えてしまったりすることがありますが、多少の間違いは指摘せず、楽しく取り組むことを重視します。そうすることで、同じパターンの部分や物の名前をスラスラと上手に読めるようになります。


Q. 自分の名前を書く練習での留意点は?

A. なぞり書きの練習では、始点や線の長さを意識してもらいます。また、写し書きの練習でも「長く」「短く」と声を掛けて線の長さを意識してもらいます。書き直しについては、文字のきれいさではなく、他の人が見ても何が書いてあるか分かるかどうかという判読性の観点で書き直すかどうかを判断し、負担が大きくならないよう配慮します。


Q. 算数の文章題が苦手な子への支援方法は?

A. まずは、問題の内容を絵に表し、内容をイメージ化する練習をしていきます。例えば「1つ9円のあめを5個買います。代金はいくらですか。」という問題に対し、「1×9=9」という式を立ててしまう場合、初めのうちは一緒に解きながら「あめはいくらだった?」「いくつ買うの?」等と質問して答えてもらい、絵に表す方法を覚えてもらいます。できるようになってきたら、問題文を一人で読んで絵の穴埋めをすることに移行していきます。そして、徐々に手助けを減らし、最終的には、自分で読んで自分で絵に表すことができるようにし、一人で問題を解けるようにしていきます。


Q. よい学習支援とは、どのような形?

A. よい学習支援は、子どもとの信頼関係の上に成り立ちます。私たちは、子どもと楽しく遊んで信頼関係を築き、対話を通してやる気を引き出す等、プロセス重視の学習支援を行っています。


Q. 学校の授業が理解できないのは何故?

A. ジャン・ピアジェは、学校の授業を理解するだけの枠組みが発達していないからだと述べました。私たちが子ども達と接する上で大切にしている哲学的スタンスの一つに構成主義(Constructivism)があります。構成主義とは「子どもは自らの経験を振り返ることにより、新たな知識を自分自身で作り上げることができる」と考える教育法の一つです。構成主義の代表的な人物であるジャン・ピアジェは、自身の8人の子どもを観察し、認知発達理論を提唱しました。その中でピアジェは、認知発達とはスキーマ(枠組み)の発達であり、ヒトは“tabula rasa”(真っ白な石版)の状態で生まれ、自らの経験を振り返ることで知識を作り上げていく能力があると考えました。そして、学校の授業が理解できないのは、それを理解するスキーマを持っていないからである。学校でどれだけ教えられてもベースとなる知識が日常の中(遊び等)で作り上げられていなければ、学校で知識を作り上げることは難しいと考えました。私たちは大人でありながら子どもたちの友だちですから、子ども同士の遊びでは得られない様々なスキーマを提供することができます。例えば、帰りの会の発表では、子どもが何気なく話した内容に対し、将来学ぶであろう内容に結びつけて返答するなど、新たなスキーマの獲得を促進しています。子どもが学ぶのは、自らの知識を作り上げるプロセスを開始するからであり、私たちの役割は、そのプロセスを開始する気持ちを引き出すことだと考えています。私たちは、子ども達が新しく出会った知識を振り返ることができる環境と、持っている知識に他の知識を加え、新しい知識を作り上げることができる環境を提供しています。