ステンドグラス風アート(夏)

 身近な材料を使って、ステンドグラス風アートに取り組みました。この工作は、背面のアルミホイルに光が反射し、絵がキラキラと光って見えるところに特徴があります。子ども達に見せると「キラキラしてる」「早くやってみたい」と良い反応が返ってきました。まず、何を描きたいか考えました。今回のテーマは「夏」にしました。「夏といったら?」と尋ねると、「カブトムシ」「プール」「海」「ひまわり」「トマト」「アイス」「エアコン」「夏休みの宿題」等、様々なジャンルの言葉が出てきました。その後、出てきた言葉の中から自分の描きたいものを選び、早速作業に取り掛かりました。

 始めに、切り開いたジップロックの表面に黒マジックで下絵を描きました。上部と左右を1cm程空けておくことに気を付け、大きく描くことができました。次に、裏面からカラーペンで色を塗りました。裏面から塗ることで、黒マジックと色が混ざってしまうことなく、きれいに仕上げることができます。隙間なく塗ることに気を付け、丁寧に作業することができました。カラーペンは全8色で限られた色しかありませんでしたが、「本当は違う色だけど、この色でいいや」と柔軟に対応することができました。また、普段あまり参加しない子も、その子の大好きな緑色のペンを使ったことで興味をもち、自分からペンを握って色塗りをしていました。次に、アルミホイルをくしゃくしゃに丸め、破れないように少しずつ開きました。失敗してしまった子もいましたが、「もう一回やってみる」と再度挑戦し、2回目は破れずにできて嬉しそうでした。そして、アルミホイルのキラキラな面が表面になるようにジップロックに挟み、左右と上部を少しずつ折り曲げてテープで固定しました。

 最後に、上部に穴を開け、毛糸を通して結びました。今回の作品は、自由に好きな絵を描くことができたこと、簡単な工程しかなかったことから、子ども達のやる気を維持することができ、どの子も生き生きと作業していました。また、少しの工夫で一味変わった絵に仕上げることができ、子ども達も嬉しそうでした。