身だしなみを整える等、生活面において自分でできることを増やす

 明るく人懐っこい性格で、様々な活動に積極的に取り組み、楽しそうに過ごしています。自由遊びの時間は、絵を描いたり、工作をしたりすることが好きです。絵は、ねこを描くことが多く、いつもニコニコした顔の可愛らしいねこを描いています。工作では、指導員と一緒に様々な物を作り、いつも嬉しそうに持って帰っています。他には、挟みドッジボールや8の字鬼、走り高跳びをしている子に「入れて」と元気よく言って仲間入りしたり、「数えてて」と言って縄跳びやドリブルをしたりする等、身体を動かして遊ぶことが増えました。今後も、友達との関係が上手くいくよう適宜アドバイスをしていきます。

 運動エフェクトでは、どの種目も一生懸命取り組み、楽しんでいます。記録会では、短縄の前跳びやドリブル、反復横跳びで新記録を出すことができ、とても喜んでいました。長縄では、縄のタイミングに合わせてリズムよく跳ぶことができ上手です。縄への出入りの際に引っかかることも少なくなりました。ラダートレーニングでは、声掛けをしたり本児の前で一緒に行ったりすることにより、正しい動きができるようになりました。ドッジビーのパス練習では、キャッチしたり、相手のいる所へ飛ばしたりすることが上手にできていました。集団遊びでは、ルールに沿った動きができる種目が増え、楽しんでいます。8の字鬼では、鬼の時に通れない部分を理解し、自分の判断で引き返すことができるようになりました。ドッジボールでは、ボールを持っている子の反対側へ逃げる動きがすばやくできるようになりました。また、以前に比べ、ボールを遠くまで投げることができるようになりました。今後も様々な運動を楽しんでもらい、運動能力の向上を図っていきます。

 学習の面では、切り替えが早く集中して取り組むことができています。公文では、ひき算の練習をしています。分からない所があると自分から質問し、がんばっています。また、九九をすべて覚え、スラスラと言うことができるようになりました。今後も、コツコツと取り組んでもらい、できることを増やしていきます。

 気になる点は、生活面において一人でできないことが多い点です。具体的には、シャツをズボンに入れるなどの身だしなみを整えること、縄跳びを結ぶこと、紙をきれいに折ること、荷物を整理することが難しいです。本児は、人に頼ることが上手で、困った時には自分から声を掛けられるため、困り感は少ないと考えられますが、将来の自立に向けて、自分のことは自分でするという意識を高めていくことも大切です。また、身だしなみが整っていないと恥ずかしいから、きちんと身だしなみを整えようという意識をもってもらえるようにしていきます。具体的な支援方法としては、手を取って一緒に行う身体ガイダンス、お手本を見て真似るモデリング、声掛けにより方法を伝える言語教示を用いて、方法を分かりやすく伝えながら、段階的に練習を進めていきます。また、自分の服装が整っているか気に掛けるタイミングを伝え、自分で整え直すことができるようにしていきます。本児は「○○をしたら□□をする」というように、一定の流れがあると、声掛けが無くても忘れずに行うことができるので、「運動の後にチェックしましょう」「トイレの後にチェックしましょう」等、服装が整っているか気に掛けるタイミングを予め伝えておくことで、自分から整え直すことができるようになると考えられます。その他の身の回りのことについても、その都度練習し、できることを少しずつ増やしていきます。その際、スモールステップで課題を設定することで成功体験を積み重ねられるようにし、自分にもできそうだ、自分でやってみようという気持ちを引き出していきます。

 本児は、人と関わることが好きで、いつも楽しそうに過ごしています。今後も本児の良い面をさらに伸ばすとともに、気になる点の改善を図っていきます。

Juri F.

前の記事

下水道科学館