自分の気持ちを伝えられるようになる

 友達から話しかけられても答えることはあまりありません。例えば、友達から遊びの道具を「貸して」と言われても何も答えず自分の遊びを続けていることがよくあります。室内アスレチックに出かけ二人一組で遊ぶというルールで活動した時も、ペアになった友達から「〇〇に行こう」と誘われても何も答えず、そのまま自分の遊びを続けていました。悪気があるわけではなく、「いいよ」と言いたくない気持ちを上手く言葉にできないため、相手からの問いかけに反応しないことで自分の意思を表しているようです。友達は何度言っても反応がないと諦めて離れていったり、自分がしたいことを我慢したりするのでトラブルにはなっていませんが、今後は「(まだここで遊びたいから)もう少し待っていて」と言ったり、「(このおもちゃをもう少し使いたいから)後でね」と言ったりする等、自分の思いを言葉で伝えられるようにしていきます。
 運動エフェクトのあいさつや帰りの会のさわやかさん(優しかった子やがんばっていた子を発表する)では、名前を呼ばれると恥ずかしがらずに元気よく言うことができますが、次に何をしたらよいか分からない時や言い方が分からない時はもじもじしてなかなか言うことができません。先日も連絡帳を忘れたことを報告するように伝えたところ、もじもじして言えませんでした。その後、言い方を伝え報告を促しましたが、その時点でもまだ言えませんでした。そこで、別の指導員が「どうしたの?」と声を掛け、言い出しやすいようにすると、「連絡帳忘れました」と自分でしっかり伝えることができました。自分で言えた経験は大きな自信になったと思います。言い方が分からないことと、自分から言い出す勇気がもてないことについては、今後も先の件のように言い方を伝えるだけでなく言い出しやすい環境にも配慮し、報告ができるようにしていきます。「自分で言えた」という経験を積み重ねることで自信をもってもらい、生活全般で生き生きと活動できるよう、はたらきかけていきます。
Juri,F.