今すべきことに取り組む

 学習の時間に頻繁にトイレに行くことがなくなり、長い間机に向かって座ることができるようになりました。しかし、未だぼーっとしてしまうことが多く、帰る時間ぎりぎりまで宿題をやっています。特に、漢字の宿題や計算問題の量が多い時に手が止まってしまいます。本人にとっては気の進まないことだと思いますが、今やるべきことを意識して取り組むことができるようにしていきます。
 帰り際になって終わらないと思うと焦ってやるという状態を改善するため、どのくらいのペースで進めれば全部の宿題を終えられるか、時間配分の目安を視覚化して分かりやすく示します。漢字ノート1ページは15分、漢字マスター1枚は5分、公文は15分というように、項目ごとに目標時間を設定し、その時間までに終えられるように声掛けをしていきます。
 手が止まっている時に声を掛けるだけでなく、がんばっている時にも「時間までにできそうだね」「いいペースだね」等のプラスの声掛けをして励ましていきます。宿題の分量に圧倒されてなかなかやる気が起きない時にも、このペースで進めれば終えられるというできた時のイメージをもってもらい、がんばれば終えられそうと思ってもらえるようにします。宿題を終えられた時にはほめ、次もがんばろうと思えるようにしていきます。
Juri F.