2021年度 児童発達支援及び放課後等デイサービス評価表

保護者等向け児童発達支援及び放課後等デイサービス評価表

①子どもの活動等のスペースが十分に確保されているか

保護者の方々からのご意見

・人数に対して、十分なスペースでの活動が出来ていると思います。

弊所の回答

・3/28、教室を移転します。子ども達が過ごす部屋は、今よりも広くなります。また、今回、施設には、怪我を防止する対策を施しました。具体的には、バリアフリー化、すべての扉を引き戸とする、柱などの出っ張りを無くす、窓の高さを150cm以上とする等の対策を施しました。但し、対策を施せば怪我が起こらなくなる訳ではありませんから、指導員が安全管理を徹底し、怪我の防止に努めて参ります。


② 職員の配置数や専門性は適切であるか

保護者の方々からのご意見

・先生の人数が増えたおかげで手厚いご指導をして頂いて、ありがたいです。

・毎回、連絡帳で子どものがんばった所を伝えて下さり、よく見て下さっていると思います。


③ 事業所の設備等は、スロープや手すりの設置などバリアフリー化の配慮が適切になされているか

弊所の回答

・移転する教室は、バリアフリー化されています。


④ 子どもと保護者のニーズや課題が客観的に分析された上で、放課後等デイサービス計画が作成されているか

保護者の方々からのご意見

・計画は、いつも細かい所まで分析されていて、家庭での課題取り組みにも役立たせて頂いております。

・子どもの事を、短い期間でもよく見て下さり、計画から新たな気付きもありました。


⑤ 活動プログラムが固定化しないよう工夫され ているか

保護者の方々からのご意見

・運動だけでなく、作品作りなどの微細運動活動にも取り組んで頂き、ありがたいです。

・状況や天気・人数に応じて日々の活動を工夫され、子どもも満足している。


⑥ 放課後児童クラブや児童館との交流や、障がいのない子どもと活動する機会があるか

保護者の方々からのご意見

・コロナ禍なので、なかなかそのような機会はないと思いますが、落ち着いてきたら、そのような機会があると良いなと思います。

・そういった機会があるといいなと思います。

弊所の回答

・コロナ禍が収束すれば、また以前のように土曜日・祝日は他児童との関りが持てると思います。


⑦ 支援の内容、利用者負担等について丁寧な説明がなされたか

保護者の方々からのご意見

・毎日、丁寧な活動記録や、お手紙をいただいて、とてもわかりやすいです。


⑧ 日頃から子どもの状況を保護者と伝え合い、 子どもの発達の状況や課題について共通理解ができているか

保護者の方々からのご意見

・連絡帳だけでなく、電話でも相談や状況を教えていただくことができ、とても安心しています。

・子どもの行動を伝えて下さり(口頭・電話で)状況を知る事が出来ています。好ましくない行動を出さないためのアドバイスを頂き、ありがたく思っています。

・連絡帳で細かくどんなことをしたのかわかりやすく記入されていて大変助かります。


⑨ 保護者に対して面談や、育児に関する助言等の支援が行われているか

保護者の方々からのご意見

・何かあると、いつも適切な助言をいただいたり励まして下さって、親も支援して頂いています。ありがたいです。

・連絡帳を通して助言を頂いています。分からない事があれば、「連絡を下さい」と言って下さるので心強いです。


⑩ 父母の会の活動の支援や、保護者会等の開催等により保護者同士の連携が支援されているか

保護者の方々からのご意見

・保護者会は、なかなか実現は難しいかと思いますが、他の保護者の方との交流も是非お願いしたいです。

・保護者同士の交流は年に1回ぐらいあると嬉しいです。


⑪ 子どもや保護者からの苦情について、対応の体制を整備するとともに、子どもや保護者に周知・説明し、苦情があった場合に迅速かつ適切に対応しているか

保護者の方々からのご意見

・苦情はありませんが、いつも何かあると事前にご連絡を頂けているのでありがたいです。

・苦情はないので分かりません。


⑫ 子どもや保護者との意思の疎通や情報伝達 のための配慮がなされているか

保護者の方々からのご意見

・十分なされていると思います。


⑬ 定期的に会報やホームページ等で、活動概要や行事予定、連絡体制等の情報や業務に関する自己評価の結果を子どもや保護者に対して発信しているか

保護者の方々からのご意見

・ホームページ、いつも楽しみにしています。とても勉強になります。

・定期的に活動内容等の発信がありわかりやすいです。通所を検討している方達に参考になるので大変良いと思います。


⑭ 個人情報に十分注意しているか


⑮ 緊急時対応マニュアル、防犯マニュアル、感染症対応マニュアルを策定し、保護者に周知・説明されているか

保護者の方々からのご意見

・感染症対策はされています。


⑯ 非常災害の発生に備え、定期的に避難、救出、その他必要な訓練が行われているか


⑰ 子どもは通所を楽しみにしているか

保護者の方々からのご意見

・学校とスポスタは、何があっても絶対に行きたい場所となっています。その為に、健康維持(カゼをひかないなど)に気をつけるそうです。

・非常に楽しみにしています。


⑱ 事業所の支援に満足しているか

保護者の方々からのご意見

・非常に満足、感謝しています。子どもだけでなく、保護者も支援して頂いて知識と勇気を頂いています。“大人になってもずっと続く関係を”と言って頂けた事に、どれ程、安心して感謝した事か。いつまでも元気で楽しく通所できるように、皆健康でいられるように願っています。これからも宜しくお願いいたします。

・いつもありがとうございます。


事業者向け児童発達支援及び放課後等デイサービス自己評価表

 子どもをお預かりする上で、大切なことの1つに怪我の防止があります。私たちは、まず、ハインリッヒの法則を前提に、ヒヤリハットを可能な限り減らすことによって怪我が起こらないようにしています。ハインリッヒの法則とは、労働災害における経験則のことで、大きな事故の背景には、予兆となる危険が存在していることを示すモデルです。具体的には、あるスタッフが起こした1件の大きな事故の背景には、同一人物による軽度な事故が29件発生しており、さらにその背後には、事故にはならなかったが危険な状況(ヒヤリハット)が300件あることを示しています。ハインリッヒの法則を効果的に機能させるためには、ヒヤリハットを抑制する環境を整える必要がありますが、エラーの発生を報告できないような職場においては、ヒヤリハットの抑制は難しくなります。

 リーズンは、事故の起こらない安全文化は、報告する文化、正義の文化、柔軟な文化、学習する文化によって支えられていることを提唱しました。具体的には、エラーを報告しやすくする文化、マニュアルを軽視した場合はそれを改めるよう促す正義の文化、一方でそのマニュアルは柔軟に改訂を繰り返すことができる文化、失敗から積極的に学ぼうとする文化、これらが根付くことによってエラーは減少させられるとしました。また、スタッフ間の同意により対策や目標を決め、一人ひとりがそれを実行することで危険を防止する危険予知モデル(KY Model)、事故を防ぐ取り組みに欠陥がある場合、その欠陥が重なり合ったときに事故が発生することを示したスイスチーズモデル、1スタッフのエラーを他のスタッフが発見できず、事態がより危険な状態になっていくことを示したスノーボールモデル等の観点も安全管理計画に組み入れ、怪我の起きない教室運営を行って参ります。

①利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で適切であるか


②職員の配置数は適切であるか


③事業所の設備等について、バリアフリー化の配慮が適切になされているか

事業所はバリアフリー化されており段差はありません。


④業務改善を進めるためのPDCAサイクル(目標設定と振り返り)に、広く職員が参画しているか


⑤保護者等向け評価表を活用する等によりアンケート調査を実施して保護者等の意向等を把握し、業務改善につなげているか

評価表及び連絡帳や電話で連絡を取り、保護者の方々からの意見を伺うようにしています。


⑥この自己評価の結果を、事業所の会報やホームページ等で公開しているか

ホームページで公開しています。


⑦第三者による外部評価を行い、評価結果を業務改善につなげているか


⑧職員の資質の向上を行うために、研修の機会を確保しているか

社会福祉行議会の研修に参加したり保護者会に参加させてもらったりしています。


⑨アセスメントを適切に行い、子どもと保護者のニーズや課題を客観的に分析した上で、放課後等デイサービス計画を作成しているか

応用行動分析、認知行動療法、発達心理学、脳科学等の知識を用いて支援計画を作成しています。


⑩子どもの適応行動の状況を図るために、標準化されたアセスメントツールを使用しているか

応用行動分析のABCモデルに基づいてアセスメントを実施しています。


⑪活動プログラムの立案をチームで行っているか

最新・最善のエビデンスを取得し、目的を共有しながら活動プログラムの立案を行っています(エビデンス・ベースド・アプローチ)。


⑫活動プログラムが固定化しないよう工夫しているか

コロナ禍で出掛ける機会が減ってもプログラムが固定しないよう工夫しています。


⑬平日、休日、長期休暇に応じて、課題をきめ細やかに設定して支援しているか


⑭子どもの状況に応じて、個別活動と集団活動を適宜組み合わせて放課後等デイサービス計画を作成しているか

学習、コミュニケーション、運動等、個々の課題に合わせて個別活動と集団活動を組み合わせて作成しています。


⑮支援開始前には職員間で必ず打合せをし、その日行われる支援の内容や役割分担について確認しているか

週1のミーティングで情報共有し支援内容を確認しています。


⑯支援終了後には、職員間で必ず打合せをし、その日行われた支援の振り返りを行い、気付いた点等を共有しているか

送迎終了後に連絡事項等を伝え合っています。


⑰日々の支援に関して正しく記録をとることを徹底し、支援の検証・改善につなげているか

毎日、提供内容記録を作成しています。


⑱定期的にモニタリングを行い、放課後等デイサービス計画の見直しの必要性を判断しているか

相談員さんのモニタリングに返答し、子どもの状態を伝えています。


⑲ガイドラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか


⑳障がい児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか


㉑学校との情報共有(年間計画・行事予定等の交換、子どもの下校時刻の確認等)、連絡調整(送迎時の対応、トラブル発生時の連絡)を適切に行っているか


㉒医療的ケアが必要な子どもを受け入れる場合は、子どもの主治医等と連絡体制を整えているか


㉓就学前に利用していた保育所や幼稚園、認定こども園、児童発達支援事業所等との間で情報共有と相互理解に努めているか


㉔学校を卒業し、放課後等デイサービス事業所から障がい福祉サービス事業所等へ移行する場合、それまでの支援内容等の情報を提供する等しているか

まだ障がい福祉サービスに移行した子はいませんが、そうなった場合は情報を提供していきます。


㉕児童発達支援センターや発達障がい者支援センター等の専門機関と連携し、助言や研修を受けているか


㉖放課後児童クラブや児童館との交流や、障がいのない子どもと活動する機会があるか

例年は戸外活動で一緒に遊ぶ機会がありますが、今年はコロナ禍で交流できていません。


㉗(地域自立支援)協議会等へ積極的に参加しているか


㉘日頃から子どもの状況を保護者と伝え合い、子どもの発達の状況や課題について共通理解を持っているか

連絡帳や電話で情報を共有しています。


㉙保護者の対応力の向上を図る観点から、保護者に対してペアレント・トレーニング等の支援を行っているか


㉚運営規程、支援の内容、利用者負担等について丁寧な説明を行っているか

利用開始時及び変更内容があったときに説明をしています。


㉛保護者からの子育ての悩み等に対する相談に適切に応じ、必要な助言と支援を行っているか


㉜父母の会の活動を支援したり、保護者会等を開催する等により、保護者同士の連携を支援しているか


㉝子どもや保護者からの苦情について、対応の体制を整備するとともに、子どもや保護者に周知し、苦情があった場合に迅速かつ適切に対応しているか


㉞定期的に会報等を発行し、活動概要や行事予定、連絡体制等の情報を子どもや保護者に対して発信しているか

ホームページで活動内容を発信しています。


㉟個人情報に十分注意しているか

弊所は、利用児童及びそのご家族の個人情報の取り扱いについては、以下の必要最小限の範囲に留めています。
①サービスの提供にあたり、事業所内での情報共有、他事業所等との連携・照会、サービス担当者会議等
②緊急時における医師等への情報提供
③事故発生時等における関係機関等への情報提供

上記以外で個人情報を使用することはありません。


㊱障がいのある子どもや保護者との意思の疎通や情報伝達のための配慮をしているか


㊲事業所の行事に地域住民を招待する等地域に開かれた事業運営を図っているか


㊳緊急時対応マニュアル、防犯マニュアル、感染症対応マニュアルを策定し、職員や保護者に周知しているか


㊴非常災害の発生に備え、定期的に避難、救出その他必要な訓練を行っているか

例年、防災センターで地震、暗闇、煙体験をしていますが、今年はコロナ禍のため実施できていません。


㊵虐待を防止するため、職員の研修機会を確保する等、適切な対応をしているか


㊶ どのような場合にやむを得ず身体拘束を行うかについて、組織的に決定し、子どもや保護者に事前に十分に説明し了解を得た上で、放課後等デイサービス計画に記載しているか


㊷食物アレルギーのある子どもについて、医師の指示書に基づく対応がされているか

利用開始前に必ず確認をしています。


㊸ヒヤリハット事例集を作成して事業所内で共有しているか

週1のミーティングで確認し、事例集を作成しています。