母の日のカーネーション

 母の日のカーネーションを作りました。今回は、フラワーペーパーを使い、柔らかな仕上がりになるようにしました。

 まず、濃いピンク色、薄いピンク色、クリーム色、淡い黄緑色の中から、花の色を選んでもらいました。自分の好きな色を選ぶ子や、「たぶんママはこの色が好きだと思う」とお母さんのことを考えて選ぶ子もいました。

 次に、花の部分を作りました。フラワーペーパーを5mmほどの幅で蛇腹折りをし、真ん中をモールで止めました。細かい蛇腹折りは少し難しかったようですが「折る」「ひっくり返す」「折る」「ひっくり返す」と繰り返し、上手にできました。その後、フラワーペーパーを扇形に開いてから1枚ずつ中心に向けて開きました。フラワーペーパーはとても薄いので、破れないようゆっくりとはがすよう注意事項を伝えました。片側7枚ずつありましたが、花の形が整うよう、開き具合を気にしながらゆっくりと丁寧に作業を進めることができました。丁寧に線にそろえて折ることができた子は仕上がりがとてもきれいでした。

 そして、花の部分と茎の部分を繋ぎました。モールの先に半分に折った毛糸をつなげました。「毛糸の輪をモールに通してからねじるよ」とお手本を見せると、自分で行うことができました。その後、長いモールの先に毛糸を固定し、ストローに通しました。別の工作をした際、毛糸をストローの穴に通すことに苦労していましたが、今回は一工夫加えたことで簡単に通すことができ、とても喜んでいました。そして、ストローの下に予めつけておいた切り込みに毛糸の端を引っかけ、テープを巻いて固定しました。これで花と茎が固定され、花らしくなってきました。

 それから、茎に色を付けたり茎に葉っぱを付けたりしました。ストローに黄緑色の折り紙を巻き付けました。折り紙の端をストローにテープで固定してからクルクルと巻き付け、巻き終わりを糊でとめました。そして、葉っぱを作り、茎に糊付けしました。葉っぱは簡単な折り方で、すぐに作ることができました。葉っぱをつける際は、葉っぱが外側に開くように調整し、葉っぱらしくすることができました。その後、紙コップの底に鉛筆で穴をあけ、茎を刺しました。鉛筆であけた穴とストローの太さがピッタリで簡単に固定することができました。

 最後に、折り紙にお母さんへの感謝のメッセージを書き、完成しました。家に到着すると同時に、「これ作ったよ」と嬉しそうにお母さんに渡している子もいました。渡す相手のことを思いながら心を込めて作る経験は、あまり多くはないので、今回の工作は良い機会になったと思います。