バッティングマシーン

　ゴムの力を利用して球を上に飛ばすバッティングマシーンを作りました。このバッティングマシーンは、球をセットしてから数秒後に球が飛ぶ仕組みです。お手本の作品で球を打つ所を見せると「面白そう」「やってみたい」と興味をもってくれました。簡単な工程が多かったため、工作中に離席する子もなく、いつもより落ち着いて取り組むことができました。まず、切り込みをいれた紙コップにゴムをかけました。「ゴムを×印にするよ」と声を掛けると、途中でゴムをひねりながら引っかける子、最初に×印を作ってから両側に引っかける子がいました。同じテーブルの子は同じやり方をしていて、友達のやっている所を見て、上手に真似していました。次に、もう一つの紙コップを伏せてゴムをつけ、切り込みを入れた紙コップを上から重ねました。ここまで出来上がると、ロケットのように紙コップを飛ばす遊びを始め、楽しんでいました。ひと遊びした後、画用紙で上の紙コップと下の紙コップをくっつけました。押さえながらでないと輪ゴムに上手く差し込めないため、「ちょっと押さえてて」と頼み、友達同士協力して取り組んでいました。そして、ティッシュの箱に紙コップの発射台を固定しました。グラグラしないよう、4方向をしっかりと止めることに気を付け、上手にできていました。最後にティッシュをふわっと丸めてからテープを十字に巻き、球を作りました。お手本と自分の球の大きさを見比べながら、上手に作っていました。出来上がった後は、皆で遊びました。「壁まで届いたらホームラン」と、思いっきり球を打っていました。繰り返し何度も打ち、楽しそうに遊んでいました。途中でゴムが切れてしまった子もいましたが、自分で新しいゴムに変えることができ、再び遊びを楽しんでいました。