アルミホイルアート(生き物)

 アルミホイルを使ってアルミホイルアートをしました。アルミホイルは身近な材料ですが、あまり工作には使ったことがない子も多いと考え、今回のアルミホイルアートをしました。アルミホイルは簡単に様々な形を作ることができるので、自由度が高く、子ども達にとっても扱いやすい素材です。工夫すればテープやのり等を使わなくてもくっつけることができる所もアルミホイルの利点です。お手本の作品を見せると、「キラキラしててかわいい」「早く作りたい」と好反応でした。

 今回のテーマは「生き物」にしました。作業を始める前に、アルミホイルの刃のついている部分を確認し、アルミホイルを切る際は必ず蓋を閉じて切ることを、安全面の注意事項として伝えました。

 まず、頭を作りました。新聞紙を4分の1の大きさに破り、小さく丸めてから、アルミホイルで包み、形を整えましたアルミホイルは一旦小さくすると手を離してもフワッと戻ってこない性質を伝え、自分の作りたい大きさに合わせて形を整えるよう声を掛けました。また、サクランボの柄のように、丸の先に少し棒を残しておくよう、お手本を見せながら伝えました。「ぼくはブラキオサウルスだから小さい頭にしよう」「わたしはネコだから大きめにしよう」等、それぞれ作りたいものに合わせて大きさを考えることができました。

 次に、胴体を作りました。2分の1の大きさの新聞を丸め、円柱のような形を作り、アルミホイルで包みました。頭の作業と似ていたので、自分でさっと作業を進めることができました。

 次に、頭と胴体をつなげました。頭の部分から出した棒状の部分にさらにアルミホイルを巻き付け、長くしました。そして、胴体に長くした部分を乗せ、それを包むように大きなアルミホイルを巻き付けました。頭と胴体がつながり、生き物の形らしくなって嬉しそうにしていました。

 その後は、耳をつけたり、手足をつけたり、角をつけたり等、それぞれの作りたいものに合わせて作品作りを進めました。手足をつけるためには、突起を作ったアルミホイルをかぶせて、その突起に別のアルミホイルを巻き付けて補強していくよう、お手本を見せながら伝えました。「ウサギだから大きな耳にしたいな」「キリンの足は細くて長いよね」「恐竜の足は太くしたいな」等と話しながら、楽しそうに作業を進めていました。また、上手くできない時は「足をこうやってつけたいんだけど、どうしたらいい?」など、どのようにしたいのか、イメージをしっかりと言葉にして伝えることができました。ある程度の形が出来上がると、足の長さや太さ、開き具合等を調整し、バランスよく立つようにしていました。

 最後に顔をマジックで描き、完成しました。お気に入りの作品ができたようで、自由遊びの時間にも、楽しそうに遊んでいました。