気持ちの処理の仕方を覚える

 明るく活発で、友達と一緒に遊ぶことが好きです。友達に優しいため、トラブルになることなく仲良く過ごすことができています。新しい遊びを思いついたり、したい遊びがあったりすると、自分から友達に呼び掛け、楽しそうに遊んでいます。
 運動エフェクトは、得意・不得意に関わらずどの種目も一生懸命取り組んでいます。前後左右ジャンプ(指示された方向または逆に跳ぶ)や足ジャンケン(あいこや勝ち、負けを出す)、長縄のクイズジャンプ(跳びながらすしネタを10個答える)といった頭で考えながら身体を動かす種目が得意です。また、鳥かごやお使いゲーム(アヒルやカエル等することを4種類覚え順番通りに行う)といった記憶力のいる種目もよくできています。持久力もあり、クマ鬼ごっこで1位を目指してがんばったり、スクワットで「疲れたら止めてもいいよ」と言われても最後まで行ったりしています。集団遊びはルールを守って楽しそうに活動しています。負けても感情を高ぶらせたり、チームのせいにしたりせず、気持ちのコントロールが上手になりました。
 学習では、集中して取り組めるようになり、時間ギリギリまでやっていることが少なくなりました。公文は、分からなくなると「どうやってやるんですか?」「どこが違っていますか?」等、自分から質問し、がんばっています。
 頻繁にあるわけではありませんが、少し気になる点は、場面によって気持ちの処理が上手にできないことです。学習時、急がないと宿題や公文が終えられない状況で、少し急ぐよう声を掛けられると、気持ちだけ焦って考えられなくなり、余計に時間がかかってしまいます。自分のペースを崩されてイライラしたり、もう間に合わないと思い込んで一気にやる気をなくしたりすることもあります。また、自由遊び中、自分の思い通りにならない場面に遭遇するとわがままになってしまいます。友達を誘って始めた高鬼で自分が鬼になった途端「もうやめる」と言ったり、スゴロクで「ふりだしに戻る」が受け入れられず途中でやめてしまったりします。自由遊び中に感情を高ぶらせることはほとんどなくなりましたが、少し嫌なことがあるとすぐにその遊びをやめてしまうようになりました。
 まず、学習時に関しては、自分にとって不都合な状況になっても、一度冷静になり、すべき行動に移行できるようにしていきます。気持ちが焦ると口数が多くなり、さらに考えられなくなることが多いので、冷静になるために口を閉じるよう声を掛けていきます。それから、残っている量が時間内に終えられる量だと再確認し、できるイメージをもって取り組んでもらいます。その際、残っている量が多すぎる場合は、量を調整した上で取り組んでもらい、自分の苦手な状況でも冷静に取り組めば全て終えられるという経験を積み重ねてもらいます。自由遊びに関しては、運動エフェクトの時と同様、単なる遊びという認識ができるよう繰り返し声を掛け、思い通りにならなくても少しは我慢して遊びを続けられるようにしていきます。
Juri,F.