気の進まないことにも取り組むことができるようになる

 明るく活発な性格で、友達と仲良く過ごすことができています。また、素直で優しく、友達とトラブルになることはありません。戸外活動では、バッタやトンボ等の虫を捕まえたり、木の枝や草、石を集めて釣り竿を作ったりする等、自然に親しみながら楽しそうに過ごしています。自由遊びの時間には、友達と一緒に定規バトルや工作、高鬼、キャッチボール等をしています。誰でも仲間に入れてあげたり、困っている子に自分の作品からブロックを分けてあげたりする等、友達に優しくしてくれます。また、最近は想像力が豊かになり、会話中心の遊びも楽しめるようになりました。

 運動の面では、どの種目も一生懸命取り組み、がんばっています。記録会では、V字ドリブル100回を合格することができました。次課題の2個同時ドリブルでは、膝を上手に使ってリズムをとり、50回以上続けることができます。基礎運動では、開いて閉じてや4方向ジャンプ、足ジャンケン等、考えながら動く種目が得意です。初めはできなくても繰り返し練習しているうちに、いつの間にかできるようになっています。また、ボール投げが上手で、友達が驚くほど速く投げることができます。集団遊びでは、ルールをしっかりと守って行うことができます。ハンカチ落としでは、足の速い友達にも挑戦するようになり、スリル感を楽しんでいます。また、年下の子には、手加減をして楽しませてくれたり、動きをリードしてくれたりし、優しく接してくれます。今後も安全面を意識しながら楽しく身体を動かしてもらい、運動能力を向上させていきます。

 学習の面では、公文・レプトンをがんばっています。公文では、新しい単元になっても解き方をすぐに理解することができ、がんばっています。最近は2桁で割るわり算の筆算ができるようになりました。計算ミスがほとんどなく、丁寧に取り組むことができています。レプトンでは、バードを終え、ロボットのテキストに入りました。学習内容が単語から会話文に変わり少し難しくなりましたが、前向きに取り組んでいます。最近はローマ字で自分の名前が書けるようになり喜んでいました。今後も計算力・英語力をさらに伸ばし、自信をもってもらいます。

 コミュニケーションの面では、Show & Tellに積極的に取り組んでいます。ダンボールや木片の工作、お気に入りの本等、様々な物を持ってきて発表してくれます。発表するために予め調べてきてくれる等、意欲的に取り組んでいます。また、発表後の友達からの質問にもしっかりと答えることができます。帰りの会で取り組んでいた「初めて知ったこと」の発表では、本児が好きな生き物に関する話をたくさんしてくれました。回数を重ねるにつれて、事実に理由を添えられることも出てきて、発表が上手になりました。日常場面では、映画の内容を教えてくれたり、家族で出かけた時のことを話してくれたりします。これまでのように一言で終わってしまうことはなく、長いお話をすることが上手になりました。また、テレビ等を見て覚えた「特徴」や「間一髪」といった難しめの言葉を適切な文脈で使えるようになり、成長を感じました。

 少し気になる点は、気乗りしないことに対する姿勢です。その時の気分により、宿題をやらなかったり、話を聞かず寝転がっていたりすることがあります。気乗りしない時は全くやろうとせず、声を掛けても効果があまりありません。本児自身も宿題をやらないといけないことは分かっていて、やりたくない自分との葛藤をしています。一方、項目特定処理では、気乗りせず寝転がっていたり離れた場所にいたりした時期もありましたが、最近は座って話を聞き自分なりに考えた答えを言うことができるようになりました。一旦参加するようになってからは毎回参加できており、真面目に取り組んでいます。今後は気乗りしないことにも取り組むことができるよう、行動の所産を用いた支援をしていきます。行動の所産とは、その行動が生起したことを示す記録のことです。直接行動介入しなくても行動の所産を測定し、その測定値を示すことで行動を変えることができることを示した研究に倣い、本児の適切な行動の数を記録し、数値を示して自らの行動を振り返ってもらうことで、適切な行動を増やしていきます。また、本児に敢えて課題点を伝えることで、自らの行動を自覚してもらうとともに、自らの行動に対する認識を変え、自身を律することができるよう支援していきます。

Juri,F.