伊吹山

 伊吹山登山に行きました。伊吹山登山は今回で3回目の挑戦でした。伊吹山ドライブウェイでは、車窓からの景色を堪能しました。よく晴れていたので遠くまで眺めることができ、とてもきれいでした。子ども達は「(景色が)きれいだね」「だんだん高くなってきた」「わぁ、町が小さくなってきた」と、興奮していました。このドライブウェイは全長17キロメートルで、子ども達は「まだかなぁ」「もうすぐ着くかなぁ」と到着を楽しみにしていました。標高約1260メートルの山頂駐車場に到着後、ベンチに座ってお昼ご飯を食べました。きれいな景色を眺めながら食べるご飯は、いつもよりおいしく感じました。昼食後早速、登山を開始しました。1、2回目の時は、なだらかな「西登山道コース」に挑戦し、いずれも時間の都合上途中までしか行くことができていませんでした。今回は、急勾配でほぼ階段の「中央登山道コース」に挑戦しました。所々足場の良くない部分もありましたが、「ここの岩、グラグラしているから気を付けて」「ちょっと段差が大きくて大変だよ」と後ろの子に呼びかけてくれる子がいて、安全に気を付けながら楽しく登ることができました。ある子は、「こんなの簡単」と、軽快な足取りで進んでいました。好きな歌を歌ったり、階段の段数を数えたりしながら、ニコニコと楽しそうに登っていました。また、ある子は、保育園の子を頻繁に気遣ってくれ、「まだ大丈夫?」と優しく尋ねたり、「こっちの方が歩きやすいよ」とアドバイスしてくれたりしました。途中でお茶休憩を挟んだ際、「まだ登れる?」と確認すると、子ども達は「大丈夫。もっと登りたい」「頂上まで行ってみたい」と元気よく答えていました。そして、皆で標高1377メートルの山頂にたどり着きました。どの子も達成感に満ちた笑顔で、「やったぁ、やっと着いた」「初めて頂上まで行けたね」等、それぞれ嬉しそうに話していました。山頂のベンチに座り、景色を眺めました。「琵琶湖が見えるよ」「家がミニチュアに見えるね」「山の中にある、あの光っている建物は何だろう」等、楽しそうに話していました。帰り道も友達同士話しながら歩き、あっという間に駐車場に到着しました。伊吹山登山は、自然の雄大さや美しさを感じる豊かな心を育むことができるだけでなく、簡単には達成できないことにチャレンジし成し遂げる経験をする場として強い心を育むこともできます。今回の伊吹山登山は、子ども達のたくましさを感じられる、素敵な1日となりました。