ステンドグラス風ちぎり絵
トレーシングペーパーと花紙を使ってステンドグラス風ちぎり絵を制作しました。お手本の作品を見せると、「わぁ、すごい。早くやりたい」とすぐに興味を示してくれました。まず、何を描くか題材を決めました。「今日は自分の好きなもの、何を描いてもいいよ」と伝えると「何でもいいの?」「キャラクターでもいいの?」と目を輝かせていました。電車やピカチュウ、クジラ、コーヒーカップ等、それぞれ好きなものを選び、早速鉛筆で下絵を描く作業に移りました。細かい絵にしてしまうとその後の作業が上手くできなくなってしまうので、「手のひらと同じくらい大きく描いてね」と伝えました。「このくらいでいいですか?」と確認して大きさに気を付けながら、丁寧に下絵を描くことができました。その後、太いマジックペンで、絵の輪郭をなぞりました。下絵からはみ出さないよう、ゆっくりと丁寧になぞることができました。最後に、用紙を裏返し、花紙を貼りました。糊を紙に塗ってから、1枚ずつバラバラにした花紙を貼り付けました。途中で表側から色の具合を確認し、薄いと感じた場合は、花紙をさらに重ねて貼りました。花紙はとても薄くバラバラにするのが少し大変でしたが、黙々と取り組んでいました。また、糊を使う際には、水分を含んで花紙がぐちゃぐちゃになってしまわないよう、「左手で糊をつけて、右手で花紙を貼ってね」と留意点を伝えると、どの子もしっかりと守ることができました。途中、「見て、もうここまでできたよ」「上手にできてる?」と指導員に見せながら根気よく取り組み、出来上がるととても嬉しそうに見せてくれました。また、「背景は桜の花びらをイメージしたんだよ」と工夫した所を教えてくれた子もいました。今回は作り方が比較的簡単だったこと、自分の好きな絵を描けたことから、どの子も前向きに、ニコニコと楽しそうに取り組んでいました。完成後、光にかざしてみると花紙の透け感がとてもきれいで、素敵な作品に仕上がっていました。