お花見の絵
桜の季節が近づいてきたので、スタンピング技法を用いて、お花見の絵を描きました。まず、クレヨンで木の幹と枝を描きました。太く立派な幹、ファンタジーの世界観が感じられる表情のある幹、桜の花をたくさんつけるために広がりのある枝を描く等、それぞれ好きなように表現しました。また、イメージが難しい子は、手の平を縁取るように線を描いて幹と枝を表現しました。
次に、絵の具を含ませたスポンジを枝の周りに軽くトントンとして桜の花を表現しました。満開の桜をイメージし、全体の形が丸みを帯びるようにアドバイスしました。絵の具の濃さは3種類準備し、それぞれ好きな色を選んでもらいました。途中で色を変えてみたり、色を重ねてみたりする等、楽しんでいました。また、ある子は、桜の花びらが散る様子も表現していました。最後に、お花見をしているという設定で、人や動物、キャラクター等を色鉛筆で描きました。「何を描いてもいいの?」と目を輝かせ、夢中になって描いていました。
子ども達は自分の好きなものを自由に描ける日は、細かな部分までこだわり、とても集中して取り組んでいます。そして、出来上がると「見て。○○描けたよ」と、とても嬉しそうに見せに来てくれます。また、友達が何を描いているかも気になるようで、お互いに絵を見せ合い、自然に友達との交流が始まります。同じテーマの絵でも一つ一つ異なり、それぞれの個性を感じられる素敵な作品に仕上がりました。