自分でやってみる機会を確保し、できることを増やす

 穏やかで素直な性格で、落ち着いて過ごすことができています。戸外活動では、サッカーをすることがよくあります。ボールをまっすぐに蹴ることができ、上手です。相手が蹴ったボールに合わせてタイミングよく足を出し、ボールを足で止められるようになってきました。また、指導員の仲介により、友達とボールをパスし合うことができます。自由遊びの時間は、ボール遊びが好きで、投げたりドリブルをしたりして遊んでいます。最近はボール以外にもサイコロをふって出た数を言う遊びをしたり、ギアブロックのコマを回したりしていることがあります。

 運動エフェクトでは、ほとんどの種目に参加し、がんばっています。記録会で取り組んでいるドリブルは、一定のリズムで力強くつくことができ、上手です。集団遊びは、補助しながら一緒に行うことが多いですが、高鬼では台の上に乗るルールを分かっていて、別の台へ移動するよう声を掛けると自分で移動することができます。

 学習の面では、字を書く時にギュッと力を入れ過ぎていましたが、最近は力を抜くことが上手になりました。

 生活の面では、一人でできることがさらに増えました。朝の送迎時、車の中で「連絡帳出してね」と声を掛けると、「連絡帳」と言いながら、リュックから連絡帳を取り出してくれるようになりました。おやつの準備・片付けは、すべて一人で行うことができるようになりました。指先に力が入るようになり、ゼリーの蓋やお菓子の袋を開けることができるようになりました。また、力を入れ過ぎてこぼしてしまうこともなくなりました。帰りの準備は、全体への声掛けに反応し、一人で素早く済ませることができています。昼食の準備・片付けは、ほぼ一人で行うことができていますが、箸を袋にしまうことが難しいです。箸の入れる向きを伝えると続きは一人でできているので、箸の入れる向きが分かるよう工夫し、覚えてもらいます。また、昼食後に籠を自分から片付けてくれるようになったので、次は準備も自分でするよう声を掛け、習慣化していきます。

 本児は相手の話を理解しており、すぐに行動に移すことができています。また、困った時には自分から助けを求めることもできています。今後もこれまでと同様、自分でやってみる機会を確保し、生活面での自立を図っていきます。

Juri F.

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