学習に対する苦手意識が減ったことにより、学習への姿勢も改善された

 明るく人懐っこい性格で、友達や指導員と積極的に関わり、楽しそうに過ごしています。自由遊びの時間は、指導員や友達とおしゃべりをよくしています。本児は知的好奇心が高く、少し難しい内容の話を好んでいます。惑星の公転速度について、一番強い磁石について、ホットケーキが膨らむ理由について等、具体例や数字を交えながらとても楽しそうに話しています。また、友達が持ってきた電車のおもちゃは何人まで乗ることができるか、玉転がしゲームで〇点の籠に入るようにするにはブロックをどのように並べたらよいか等、実験をしながら遊んでいることがよくあり、理科に興味があります。他には、自分で考えた遊びのルールを友達に上手に説明して一緒に遊んだり、カプラで高いタワーを友達と協力して作ったり、友達と一緒に挟みドッジボールをしたりして過ごしています。今後も、友達と仲良く過ごすことができるよう助言及び仲介をしていきます。

 戸外活動では、様々な場所へ出掛けることを楽しみにしてくれています。公園では、同じグループの子と順番に遊ぶ場所を決め、仲良く過ごすことができています。本児はグループのまとめ役になってくれることが多く、皆で仲良く遊ぶことができるようにしてくれています。動物園では、様々な動物に興味をもっていました。動物を見るだけでなく、展示の説明を読む姿も多く見られました。稲沢市民病院まつりでは、電気メスを使って鶏肉を切る体験をしました。「初めは怖かったけど、やってみたら楽しかった」と嬉しそうに話していました。リニア・鉄道館では、皆を案内する役になり、責任感をもってしっかりと取り組むことができました。今後も様々な経験を積み重ねることで視野を広げるとともに、友達との関わりを通して社会性を伸ばしていきます。

 運動エフェクトでは、どの種目も一生懸命取り組んでくれています。短縄の記録会では、合格の100回まであと少しで、がんばっています。バッティングでは、力強くバットを振り、上手に打つことができています。鳥かごでは、判断をすばやくすることができ、次の子へサッとパスを回すことができています。綱引きでは、体全体を使ってしっかりと引っ張り、チームで協力して勝つことができると、とても喜んでいます。高鬼や8の字鬼では、鬼の動きを見ながら動くかどうかしっかりと判断し、楽しんでいます。氷鬼では、積極的に友達を助けに行き、がんばっています。今後も運動習慣をつけ体力の向上を図るとともに、様々な運動に取り組んでもらい運動技能の向上を図っていきます。

 学習の面では、宿題と公文をがんばっています。公文では、2桁で割るわり算の筆算の学習を終えることができ、「やっと終わった」と嬉しそうに言っていました。現在は、分数の学習に入り、順調に進めています。最近は、学習に対する苦手意識が減り、学習姿勢も改善しました。今後も丁寧に学習支援を行い、できることを増やしていきます。

 気になる点は、友達とのトラブルが多い点です。友達に対する暴力的な関わりが多く、ケガにつながりかねない行為も多く見られます。例えば、嫌なことがあった時に友達を叩いたり、鬼ごっこでタッチする時に強く突き飛ばしたりします。注意に対する受け止めも弱く「相手が先にやってきたからやり返しただけだ」「何が悪いのか分からない」と聞く耳を持たず、同じようなことを繰り返しています。子どもが良くない行動を正当化する代表例として、「それをしたくてしたわけではない」「何も問題は起きていない」「先に相手がやってきたから」「(注意した人に対し)あなたに言われたくない」「○○君がやれって言ったから」の5つがあります。子どもが自己弁護することはよくあることですが、社会人としての一歩を踏み出していくために、何かを指摘された際、自分を正当化する思考をではなく、自身がその行為をして良かったか否かだけを考えるスキルを身につけていく必要があります。今後、経験を積み重ねていく中で、自身の良くない行為を正当化せず、素直に認め、行動を正していけるよう支援していきます。

 本児は、様々な活動に積極的に取り組み、楽しそうに過ごしています。今後も、本児の良い面をさらに伸ばすとともに、友達とのトラブルを減らし仲良く過ごすことができるよう支援していきます。

Juri F.